賃貸で犬と暮らすために知っておくべきポイントと主なトラブル防止法

作成日2020/2/19

賃貸で犬と暮らしたいと考える人は多いでしょう。
たしかに、疲れて家に帰って来たとき、かわいらしい愛犬がしっぽを振って迎えてくれたら、1日の疲れもあっという間に吹き飛ぶでしょう。
しかし、賃貸物件で愛犬と楽しく暮らすためには、いくつかのポイントをおさえ、トラブル防止に努めなければなりません。
今回は、こんなテーマ
「賃貸で犬と暮らすために知っておきたい3つのポイント」
「賃貸で犬と暮らす際に注意したいトラブルと対処法」
を紹介するので、賃貸で犬と暮らしたいと考えている人は、ぜひ参考にしてください。
本記事では、大阪で長年不動産営業を続けている現役のプロがわかりやすく解説します。


本記事の内容
賃貸で犬と暮らすために知っておきたい3つのポイント

・犬と暮らせる賃貸物件には種類がある
・家賃・敷金が割高に設定されている物件が多い
・飼える犬の種類や数に制限がある物件も多い
賃貸で犬と暮らす際に注意したいトラブルと対処法
・騒音トラブル
・悪臭トラブル
・抜け毛トラブル
・しつけトラブル
・破損トラブル
まとめ

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賃貸で犬と暮らすために知っておきたい3つのポイント


賃貸で犬と暮らすために知っておくべきポイントとしては、次の3つが挙げられます。
・犬と暮らせる賃貸物件には種類がある
・家賃・敷金が割高に設定されている物件が多い
・飼える犬の種類や数に制限がある物件も多い
以下より、それぞれのポイントについて解説します。

犬と暮らせる賃貸物件には種類がある

インターネットで賃貸物件の検索をしていると、ペット相談やペット可などの記載を見たことはありませんか?
基本的には、飼えますよという事に変わりがないので、ペット相談でもペット可でも同じ意味として捉えている賃貸サイトや不動産屋も多いと思います。
ただ、ペットが飼える物件を正確に分けていくと、
・ペット相談可物件
・ペット可物件
・ペット共生型物件
の3種類となります。
以下より、それぞれの物件の特徴について紹介しましょう。

ペット相談可物件

ペット相談可物件とは、大家さんに犬を飼いたい旨を告げ、大家さんからの承諾を得られれば、犬を飼うことができる物件です。
相談は受け付けるというスタンスなので、ペット可物件やペット共生型物件に比べ、犬を飼うためには厳しい条件を提示されることもあるでしょう。
また、犬を飼うことに対しあまり理解が無い人が住んでいる可能性も高いです。
ペット相談可物件を選ぶ場合、契約書に書かれている内容を一字一句確認し、近隣住民に迷惑をかけてしまわないよう、細心の注意を払いましょう。

ペット可物件

ペット可物件とは、大家さんに犬を飼う旨を告げれば、犬と共に暮らすことができる物件です。
はじめからペット可物件であった賃貸物件もあれば、後からペット可物件になった賃貸物件もあります。
はじめからペット可物件として貸し出されていた賃貸物件であれば、同じようにペットを飼っている人が多く住んでいることが多く、犬が多少迷惑をかけても理解を得られることが多いです。
しかし、後からペット可物件になった賃貸物件の場合、ペット可物件であっても犬を飼うことに理解の無い人が住んでいる可能性があります。
そのため、ペット可物件を選ぶ際には、元々ペット可物件として貸し出されているのか、後からペット可物件になったのかについて、あらかじめ確認しておくと安心です。

ペット共生型物件

ペット共生型物件とは、ペットと共に暮らすことを目的として建てられた物件です。
そのため、傷が付きづらい床材や滑りにくい床材が用いられていたり、犬が感電しないようにコンセントの位置が高く設置されていたり、共用部分に足の洗い場やリードフック、ドッグランが設けられていたりする物件もあります。
また、ペットと暮らすために建てられ、貸し出されている物件ということで、住人全員が犬を飼うことに理解を持っている可能性が高いです。
ペット共生型物件は他の物件と比べて数が少なく、家賃なども高く設定されていることが多いですが、愛犬と快適に暮らすにはこれ以上ない物件と言えるでしょう。

家賃・敷金が割高に設定されている物件が多い

犬と暮らすことができる賃貸物件の多くは、一般的な賃貸物件に比べて家賃・敷金が割高に設定されていることが多いです。
家賃は一般的な賃貸物件より2割ほど高く、敷金は一般的な賃貸物件の敷金よりも1ヵ月分以上多く預けるケースが多いです。
また、これらの費用とは別に退去時の原状回復義務の事もを考えておきましょう。

飼える犬の種類や数に制限がある

ペットOKと言っても、どんなペットも受け入れてくれるという物件はほとんどありません。
犬についても、小型犬はOKだけれど、中型犬や大型犬についてはNGとしている物件は多いです。
また、1頭はOKだけれど、2頭以上の犬を飼うのはNGとしている物件も少なくありません。
物件を選ぶ際には、ペットに関する条件をチェックし、愛犬とともに暮らせるかをしっかり確認しておきましょう。

賃貸で犬と暮らす際に注意したいトラブルと対処法


賃貸物件で犬と暮らす場合、いくつかのトラブルに見舞われる可能性があります。
・騒音トラブル
・悪臭トラブル
・抜け毛トラブル
・しつけトラブル
・破損トラブル
以下より、それぞれのトラブルとその防止法について解説します。

騒音トラブル 

賃貸で犬と暮らす際、最も注意したいのは犬の鳴き声や足音による騒音トラブルです。
鳴き声については無駄吠えをしないよう、幼いうちからしっかりしつけ、足音については防音性の高いタイルカーペットを敷くなどして対策を行いましょう。
また、無駄吠え防止には、犬にとって快適な環境を整えることも有効です。
犬にとって落ち着くことができる寝場所をつくったり、1日でも家を空ける場合には、犬をペットホテルに預けたりして、犬がストレスを溜めてしまわないように注意しましょう。

悪臭トラブル 

犬の臭いは犬を飼っていない人にとって不快なものです。
特に、排泄物の臭いは気になります。
悪臭トラブルを防止するためにも、トイレはこまめに片付け、1か月に1回はシャンプーをしてあげましょう。
また、犬の臭いは家具や壁紙にも染みつきやすいので、注意が必要です。
消臭スプレーをこまめにかけて、臭いを消す努力をしましょう。

抜け毛トラブル 

犬の毛が共用部分に散らばってしまうと、近隣住民に不快感を与えてしまいます。
特に、犬アレルギーを持っている人が住んでいたとしたら、その人の健康を害してしまうので注意が必要です。
抜け毛トラブルを防止するためにも、ブラッシングは家の中でこまめに行い、共用部分の掃除も積極的に行うようにしてくださいね。

しつけトラブル 

かわいらしい小型犬であっても、突然飛び掛かられたり吠えられたりしたら、多くの人は驚いてしまいます。
そのため、愛犬が知らない人に飛び掛かったり吠え立てたりしないよう、幼いうちからしっかりしつけを行いましょう。
しつけが済んでいないうちは、キャリーバッグに入れた上で犬を外に連れ出すなどの配慮も有効です。
愛犬と楽しく暮らすためにも、犬へのしつけと近隣住民への配慮はしっかり行ってくださいね。

破損トラブル 

賃貸物件には退去の際、原状回復義務が生じます。
しかし、賃貸で犬を飼うとなると、床や壁がボロボロになったり、壁に臭いが染みついてしまったりして、自力で原状回復することができなくなってしまうことが多いです。
その場合、預けている敷金では足りず、さらなる請求されてしまうこともあります。
このような事態を避けるためにも、床を傷つけないようタイルカーペットを敷いたり、壁に傷や臭いが付かないようにシートを貼ったりしておきましょう。
また、ペット保険に入ってもしものときに備えておくのも有効です。
愛犬との楽しい暮らしの後、手痛い出費に悩まされないよう、しっかり対策を行っておきましょう。

賃貸で犬と暮らすために知っておくべきポイントと主なトラブル防止法【まとめ】


賃貸で愛犬と暮らす際には、犬に理解がある人が多く住んでいそうな物件を探し、契約の際には、犬を飼う条件について契約書の内容をしっかりチェックしておきましょう。
また、予想されるトラブルを防止するためにも、しつけを行うことはもちろん、犬にとって快適な環境をつくったり、掃除をこまめに行ったりしてください。
今回ご紹介したポイントやトラブル防止法をしっかりおさえ、大好きな犬と楽しく暮らせに暮らしてくださいね。

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・不動産歴は大阪府内で大手賃貸不動産会社を約10年。
現在は独立して大阪府で賃貸不動産の店舗を展開しております。
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これからもホームメイトのサイトにこんな感じのラフな記事を書かせて頂こうと思いますので、よろしくお願いします。



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