賃貸への引越しで引越業者を利用するメリット・デメリットとは

作成日2020/3/5

賃貸へ引っ越すとき、家族や友人に手伝ってもらって自力で引越しする場合と引越業者を利用する場合がありますが、どちらを選ぶのがよいのでしょうか?
本記事では、賃貸への引越しを考えている方に向けて、自力で引越しするケースと引越し業者を利用するケースそれぞれのメリット・デメリット等お伝えしていきます。
本記事では、大阪で長年不動産営業を続けている現役のプロがわかりやすく解説します。


本記事の内容
賃貸へ引越しするときは引越し業者を使うべき?
自力で引越しするメリット・デメリット

・自力で引越しするメリット
・自力で引越しするデメリット
引越業者を利用するメリット・デメリット
・引越業者を利用するメリット
・引越業者を利用するデメリット
不動産会社から紹介された引越業者を利用するべき?
・不動産会社からの紹介で料金が安くなる
・自分で問い合わせても値引きを受けられることが多い


賃貸へ引越しするときは引越し業者を使うべき?


賃貸へ引越しするときは、軽トラや自家用車で荷物を運ぶなど自力で引越しする方法と、引越業者に頼む方法があります。
自力引越か、引越業者に頼むかどちらがよいかについては、やはり時間効率や安全面で見て引越し業者に頼む方がよいのではないでしょうか。引越業者に頼めば梱包用の段ボールも無料で提供してくれるのが一般的ですが、自力引越だとまずは段ボールを用意するところから始めなければなりません。
また、特に家具や家電など大きなものを運ぶ場合、家具や家電そのもの、もしくは部屋を傷つけてしまう可能性が高くなります。
とはいえ、自力引越にもメリットがないわけではありません。
以下で、自力で引越するケースと引っ越し業者に依頼するケースのメリット・デメリットを整理したいと思います。

自力で引越しするメリット・デメリット


まずは自力で引越しするメリット・デメリットを見ていきたいと思います。

自力で引越しするメリット

自力で引越しするには以下のようなメリットがあります。
・費用がかからない
・自分の好きなときに引っ越し作業できる
・家族や友人に引越しを頼む場合でも気兼ねなく作業できる
それぞれについて見ていきましょう。

費用がかからない

自力で引越しする場合、引越業者に頼む場合と比べて費用を安くすることができます。
特に物が少なく、自家用車でも十分運べる量の荷物しかないといった方は自力で引越すと1円もかからないですよね。

自分の好きなときに引っ越し作業できる

引越業者に頼む場合、指定した日時までに荷物をまとめ、当日は立ち会う必要がありますが、自力の引越しであれば自分の好きなときに荷物をまとめることができます。

家族や友人に引越しを頼む場合でも気兼ねなく作業できる

また、自力の引越しでは家族や友人に手伝ってもらってもらう場合もありますが、引越業者に頼む場合と比べると気兼ねなく引越し作業を進めることができるでしょう。

自力で引越しするデメリット

一方、自力で引越しするデメリットには以下のようなものがあります。
・運搬にも費用がかかる
・荷物や部屋が傷つく可能性がある
・思った以上に時間がかかる

運搬にも費用がかかる

自力で引越しする場合でも、自家用車や軽トラックの燃料費、荷物をまとめるだめの段ボール費用など費用がかからないわけではありません。
特に、レンタカーを借りる場合にはレンタル料金がかかりますし、友人や知人に手伝ってもらう場合にはお礼や交通費など支払うことがあるでしょう。

荷物や部屋が傷つく可能性がある

引越しでは冷蔵庫やテーブル、ベッドなど大きなものを運ぶ必要があります。
自力での引越しでは、特にこうした大きなものを運ぶときに荷物や部屋を傷つけてしまう可能性があります。
部屋を傷つけてしまったら補修費用を支払わなければならなくなりますし、お気に入りの家具・家電が傷ついてしまうかもしれません。
一方、引越し業者に頼めば運搬に慣れたスタッフが、養生テープや緩衝材などを用いて運ぶためこうした心配はありません。
仮に傷つけてしまったら引越し業者の加入する保険から補償を受けることができるのが一般的です。
意外とこのもしもの事を想定せずに自力で引越を優先する方がいますが、荷物の搬入に慣れていない為、建物を損傷させる事故は起こりやすいのです。

思っている以上に時間がかかる

ある程度の荷物があるケースで、自力引越を経験者したことのある方なら経験している可能性は高いですが、思っている以上に時間がかかります。大きなトラックなら一度で運べる量も自家用車なら数往復しなければ荷物を運び入れる事が出来ないことがあります。

引越業者を利用するメリット・デメリット


次は、引越業者を利用するメリット・デメリットを見ていきましょう。

引越し業者を利用するメリット

引越し業者を利用するメリットとしては以下のようなものがあります。
・荷物を段ボールに梱包するだけでOK
・荷物が多くても対応できる
・荷物や部屋に対して補償がある
それぞれについて見ていきましょう。

荷物を段ボールに梱包するだけでOK

引越し業者に頼めば、衣類など荷物を段ボールに梱包しておけば、後は引越し当日に引越し業者にお任せするだけです。
荷物の搬入・搬出もすぐにテキパキと行ってくれるため、自力で引越しするのと比べると引越しにかける時間を大きく短縮できるでしょう。

荷物が多くても対応できる

自力で引越しする場合、特にベッドや冷蔵庫など大きなものが問題になりやすいです。
こうした大きなものがたくさんある家庭だと、自力での引越しはかなり厳しくなるでしょう。
一方、引越し業者に頼むのであれば、荷物が多いとそれだけ費用が高くなるとはいえ、荷物が多いことを理由に断られることなどありません。

荷物や部屋に対して補償がある

引越しで荷物の搬入・搬出をすると部屋や荷物を傷つけてしまう可能性がありますが、多くの引越し業者では保険に加入しており、引越し業務中に部屋や荷物を傷つけた場合でも補償を受けることができます。

引越し業者を利用するデメリット

一方、引越し業者を利用するデメリットには以下のようなものがあります。
・引越し費用がかかる
・繁忙期は予約が取れないことがある
・引越業者によっては追加料金が発生することもある
それぞれ解説します。

引越し費用がかかる

引越業者に引越しを頼む場合、当然引っ越し費用がかかります。
料金は、荷物の量と移動距離、引越す時期に応じて決まってきます。
土日に依頼するより平日に依頼した方が、料金は抑えることが出来るので平日の引越が可能であれば、おすすめです。

繁忙期は予約が取れないことがある

引越業者に依頼する場合、事前に予約する必要がありますが2~3月、9~10月など繁忙期は予約が取りづらくなります。
また、引越業者によっては繁忙期は料金が高くなることもあるため注意が必要です。特に3月は驚くほどの金額アップがあったり、それでも予約が取れないこともあるので気を付けましょう。

不動産会社から紹介された引越業者を利用するべき?


賃貸から引っ越すとき、仲介を担当してくれた不動産会社から引越業者の紹介を受けることがありますが、利用すべきなのでしょうか?

不動産会社からの紹介で料金が安くなる

一般的に不動産会社から紹介を受けて引越業者を利用すると、紹介料という名目で引越料金10%から20%OFFといった特典を受けることができます。
それでも、料金の金額に折り合いがつかない場合も、不動産会社の営業担当から引越会社の営業担当に再度相談してもらえるケースも出てきます。
不動産会社からの紹介ということもあり、引越業者についてある程度信用できるというメリットもあるでしょう。

自分で問い合わせても値引きを受けられることが多い

不動産会社から紹介を受けた引越業者を利用すると値引き等の特典を受けられることをお伝えしましたが、実際のところ自分で問い合わせして値引き交渉しても、特典分程度は安くしてもらえることが多いです。
不動産会社から紹介を受けた引越業者を利用することに大きなデメリットはありませんが、ネットで口コミや評判を調べるなどして、気になる業者がいれば、そうした業者に自分で値引き交渉してみるのもよいでしょう。

賃貸への引越しで引越業者を利用するメリット・デメリット【まとめ】


賃貸へ引っ越すときに自力で引越しする場合と引越し業者を利用する場合のそれぞれについてメリット・デメリットをお伝えしました。
自力での引越しは費用を安くしやすいですが、大きな家具・家電を運ぶときの手間やリスクを考えると、基本的には引越業者を利用することをおすすめします。

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この記事は、大阪府の賃貸事情を基に書いております。あしからず。
最後に私の超簡単すぎる自己紹介を^^
・大阪府育ちの40代の男です。現在も大阪府在住です。
・不動産歴は大阪府内で大手賃貸不動産会社を約10年。
現在は独立して大阪府で賃貸不動産の店舗を展開しております。
お部屋探しの際は、ホームメイトをよろしくお願いします^^
これからもホームメイトのサイトにこんな感じのラフな記事を書かせて頂こうと思いますので、よろしくお願いします。

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