賃貸物件は、どこの不動産会社でも同じ？【選び方のコツや比較】

作成2019/12/15

インターネットで気になる賃貸物件を見つけた！
賃貸物件の内見を賃貸不動産会社に依頼しよう！
いっぱいあるけど、どの賃貸不動産会社がいい？

皆さん、賃貸不動産会社の印象ってどんな感じですか？
初めて不動産会社のお店に入る時、少し不安がありませんか？

選ばれる賃貸不動産会社によって初期費用が変わってくるって話もあります。
この記事では、賃貸不動産会社の選び方のコツや比較について、お話をします。
大阪で長年不動産営業を続けている現役のプロがわかりやすく解説します！

本記事の内容

不動産会社のほとんどが、ネットに掲載している
・ポータルサイトと呼ばれるWEBサイトへアクセス
・おとり広告には、注意。
賃貸物件の取扱は、不動産会社によって違うのか？
・レインズと呼ばれる不動産流通システム
・不動産会社は1社だけ？他も同時に話をした方がいい？
賃貸不動産会社による大きな違いはコレ
・仲介手数料の金額の違い
・付帯商品の違い
・サービス内容の違い
賃貸物件を取扱う不動産会社の比較、
・直営展開の多い大手不動産会社
・大手建築会社が親会社の賃貸不動産会社
・フランチャイズ型の不動産会社
・古くから地元にあるような個人の不動産会社
賃貸不動産会社の選定方法
・レビューや口コミを見てみよう
・内見までに不動産会社や担当営業マンを見極めよう！
不動産会社の決め手は、良質な営業マン

不動産会社のほとんどが、賃貸物件をネットに掲載している

最近の賃貸不動産会社の広告は、WEBによるものばかりです。
ずっと昔は、電柱にビラを貼ったり（原則NG）雑誌で広告していましたが、今はなくなりつつあります。
だから、不動産会社を選ぶならネットで網羅できます。

ポータルサイトと呼ばれるWEBサイトへアクセス

直接、賃貸不動産会社を訪問しても全く問題ありませんが、
どこの賃貸不動産会社にお願いしようか。悩みますよね。
今の時代の探し方は、賃貸不動産会社へ足を運ぶ前にインターネットで物件を探して、気になる物件を見つける人が多いです。
そのあと、数社にお問い合わせをされて、賃貸不動産会社を選定されてから、
内覧をするという感じですね。
実際に内覧する時は、お問い合わせをされた『お目当ての物件』以外にも似た物件を用意しておいてもらうのが重要ですね。他も内覧しないと、比較検討が出来ませんね。

おとり広告には、注意。

賃貸マンションを検索するインターネットには、おとり広告・誇大広告と呼ばれる悪がまだあるのが現状です。
おとり広告には、注意してください。
おとり広告を出している不動産会社は、利用されない方が良いです。

ポータルサイトとおとり広告について関連記事がありますので、参考にしてください。

関連記事👇
賃貸物件のポータルサイト選びについてはこちら☆

賃貸物件の取扱は、不動産会社によって違うのか？

売買物件は閉鎖的なこともありますが、賃貸物件は、しっかり流通しております。

レインズと呼ばれる不動産流通システム

不動産会社間で、賃貸物件の流通や共有が行われているかは、地域差がありそうです。
大阪で見ると、ほとんどの賃貸物件は、
どの不動産会社でも同じ物件が取扱えるように流通していると言えるでしょう。

それは、レインズと呼ばれる不動産会社だけが、閲覧できるデータベースに掲載されているからです。
ほとんどというのが、肝です。
すべての物件が流通しているわけではありません。
しかし、レインズで流通していない物件でも、
別のネットワークで流通しているので、あまり問題はありません。

不動産会社は、1社だけではなく、何社か同時に話をした方がいい？

おそらく、そのほうが幅が広がると思います。
ただ、闇雲に多くの賃貸不動産会社と話をするのは、かなり時間を取られます。
2・3社ぐらいが丁度いいのではないでしょうか。

でも、『沢山の会社と話をするのは、少し面倒くさい。だが、自分が納得するまで物件を探したい！』
そんな時には、ポータルサイトが活躍しますね。
ポータルサイトのSUUMOやHOMESで物件を検索されると、ほぼ全ての賃貸物件を網羅できます。
お問い合わせされた物件以外でも、ポータルサイトで新たに気になる賃貸物件を見つけたら、遠慮なく
『これは、空いてますか？』と電話やメール、LINEなどでお話をしている不動産会社に聞けばよいだけです。
しっかり、調べてもらえると思いますよ。

今の時代は、お部屋探しをされているお客様も、圧倒的な情報を手に入れることが可能ですよね。
昔は、お客様が情報を入手する手段がなかったので、不動産会社さんの言葉を鵜呑みにするしかなかった。
今やもう、そんな時代は終わっております。

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賃貸不動産会社による大きな違いはコレ

ここでは、賃貸不動産会社でどんなことが違うのか、選ぶポイントをお伝えします。

仲介手数料の金額の違い

まずは、初期費用がグッと変わってくる、仲介手数料の違いからですね。
これが、意外と不動産会社によって、バラバラなんです。
仲介手数料の金額は、明確に宅建業法で
『家賃の1ヵ月分（別税）まで』と定められております。
『まで』がポイントですね。
ということは、0円もあり得るということです。
賃貸不動産の最大手の会社さんは、家賃の半月分でされてますね♪

大手の不動産会社は、良くも悪くも会社ルールが重いです。
ですから、なかなか交渉で下がるということは、難しいでしょう。
その点、フランチャイズ型の中小企業や個人不動産会社などは、融通が利きやすいと思います。
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付帯商品の違い

賃貸物件の契約には、賃貸契約以外にも付帯商品の契約やその他サービスが付き物です。
賃貸物件を契約する際の初期費用は、大家さんへ支払う費用だけじゃないのです。
不動産会社へ支払う仲介手数料もありますし。
付帯商品（消毒料・保険料金・保証会社料など）が、もろもろと、結構あるのです。
この手の付帯商品は、大手の不動産会社ほど多く、お部屋探しをされている皆様へ
購入を求められることが多いです。（著者の経験上…）
要らないものは、要らないですよね。

関連記事👇
賃貸物件の初期費用

サービス内容の違い

サービス内容は各社それぞれあるので、各企業のホームページをご覧になって下さい。
例）『IT重説対応』『TV電話案内』『お迎えサービス』『現地案内サービス』など
例の中から２つ解説しておきます。
この2つのサービスは、近年の賃貸業界の革命ですね。

『IT重説対応』
2017年10月から賃貸物件に限り、ビデオ通話などを使ったオンラインでの重要事項説明も可能になったのです。
簡単に言うと店舗に行かなくても契約を結ぶ事が出来るということです。

『TV電話案内』
店舗に行かなくても契約が出来るなら、遠隔で物件の内見もしたいですよね。
そこで、不動産会社の営業マンだけで現地に行き、スマホ・PCを使ってビデオ通話を
リアルタイムに会話しながら内見をします。
これらは、急な転勤で現地までなかなか行く時間がない方にとって、とてもありがたいサービスですね。

賃貸物件を取扱う不動産会社の比較、大きく分けると4種類

賃貸不動産会社を大きく分けるとこんな感じですね。

直営展開の多い大手不動産会社

・法令順守・社員教育が平均的に取り組まれている印象です。
・初期費用が高くなりがち。
・マンパワーが大きいので取扱物件数は多いです。

大手建築会社が親会社の賃貸不動産会社

・法令順守・社員教育が平均的に取り組まれている印象です。
・大手建築会社が親会社ということで、取扱物件は親会社の物件のみとなることが多いです。

フランチャイズ型の不動産会社

・フランチャイズ型なので中身は中小企業、各企業でレベル差が大きくある印象です。
・法令順守・社員教育も、各企業でかなり差が出そうです。
（企業のホームページを見て雰囲気を知ろう）
・マンパワーがあるので取扱物件数は多いです。
※賃貸不動産会社は、このフランチャイズ型が一番数は多いと思います。

古くから地元にあるような個人の不動産会社

・良くも悪くも個性的です。各企業でレベル差が大きくある印象です。
・法令順守・社員教育も、各企業でかなり差が出そうです。
・すごく親切に対応してもらえる不動産会社もあると思いますし、そうではない可能性もあります。
・マンパワーが少ないのであまり数多く物件を紹介してもらえない可能性がありそうです。

賃貸不動産会社の選定方法

レビューや口コミを見てみよう！

Googleマイビジネスなどの口コミ（レビュー）などを見てみるのが良いかもです。
口コミの内容も大事ですが、件数ですね。
件数は、企業のお客様サービスへの関心度の高さかと思います。

内見までに不動産会社や担当営業マンを見極めよう！

内見までに電話やメールやLINEなどで、何度かコミュニケーションをとりますよね。
その際の対応で、ある程度はお願いしたい会社さんが見えてくると思います。
この記事でお話してきたように、物件はどちらの不動産会社でも取扱えるのです。
ならば、皆さんは不動産会社を選ぶ立場にあるということです。

不動産会社の決めては、営業マンによることが多い。

2度や3度、不動産会社に行って、たくさんの物件を内覧して、住む部屋を決める！
良くある話ですが、決定するまで同じ不動産会社を利用するかどうかは、営業マンによることが多いですね。

お客様の為に本気で頑張れる会社なのか、営業マンなのかによって
お部屋が見つかった後の満足感も違ってくるかと思います。

お部屋探しをされる皆さんは、普段の生活をしながら、忙しい時間の合間にお部屋探しをされますよね。
どうしても時間の制約がある。

『まとまった時間が取れないから、仕事帰りの時間帯に目当ての物件を見せてほしい。』
『店まで行くのは、時間がない。もう一度見たいから、最寄りの駅で迎えに来てほしい。』
『賃貸物件の近くに住んでいるから、現地まで来てほしい。』

嫌な顔一つしないで『畏まりました！』と答えてくれる、そんな気持ちの良い営業マンなら任せたくもなりますよね。

『急な転勤で現地確認と不動産屋さんに行けるタイミングが1回しかない。契約まで行ける？』

などなど、お部屋探しをされている方のご都合に合わせたサービスが出来る不動産会社だと、
ありがたいんじゃないでしょうか。

逆に任せても大丈夫かな？と感じるシグナルはこんな感じですかね。

『メールしても返信が遅い』
『電話しても折り返しがなかなかない。』

こういうのは、『本当にやる気があるのかな。こっちだって暇じゃない！』と言いたくもなりますよね。
こんな感じだと、契約まで心配になってしまいますね。

膨大な物件数の中から親身になって、とことん物件を探してくれるかが大事ですね。
その営業マンのことが、気に入れば最後は契約になりますし、
気に入らなければ別の会社に任せることになるかと思います。
お部屋探しをされている方が、納得できるまで何件でも物件を紹介してくれる。
そんな営業マンって最高ですよね。

住まい探しは、これからの新しい門出です。
携わってくれる営業マンの方も含めて、皆が一緒に気持ちよくご契約したいものですよね。

賃貸物件は、どこの不動産会社でも同じ？【まとめ】

〇不動産会社に行く前にネットで物件を探す時代
〇不動産流通機構によって、不動産会社の取扱物件にほとんど差はない
〇不動産会社によって仲介手数料や付帯商品で初期費用に差が出る事実。
〇不動産会社のサービスの特徴は企業のホームページで確認しよう。
〇不動産会社を4つに分けてみました。
〇最後は、『人』ですね。皆様が、納得いくまで物件を提案してもらいましょう。

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