賃貸と持ち家、どっちが正解?

作成日2020/1/21

『賃貸と持家ってどっちがいいの?』
よくある質問ですね。
答えは、コレ!っていう正解はないと思います。
皆さん、それぞれ考え方は違いますしね。
今回は、賃貸・持ち家のメリットやデメリット、まとめで私の考えについて話をしていこうと思います。
本記事では、大阪で長年不動産営業を続けている現役のプロがわかりやすく解説します!

本記事の内容
・賃貸のメリット
・賃貸のデメリット
・持ち家のメリット
・持ち家のデメリット
・まとめ


賃貸のメリット


住み替えが簡単

賃貸の最大のメリットであると思うのが、コレ。住み替えが簡単であるということ。
将来ってどうなっているか、誰も予想はできないし、思った通りに行くとは限らない。
それが、人生です。転勤に出産、結婚に離婚。誰も予想はできません。
先ずは、誰も予想が出来ない未来についてのリスクをあげていきます。

・仕事の都合で転勤
・隣人トラブルで今の家に住めなくなる
・家族構成の変化(結婚や離婚、出産に親と同居など)
・経済的な理由(収入の減少)等で住み替えを余儀なくされる。

このような時には、賃貸住まいであると、変化に即対応が出来ますね。

賃貸は家を買うより初期費用が安い。

賃貸の契約は、頭金という概念もないですし、とにかく初期費用が安い。
住む家を決定するまでの時間や労力にしても、賃貸の方が簡単です。
時間にしては、1週間も時間があれば、十分可能です。
家を買うとなるとそれなりの段取りと費用が必要になるのですが、賃貸であれば用意に出来ます。

自営業者は家賃を経費にできる。

自営業者は、法人契約で賃貸契約をして経費にするということが出来ます。

必要なリフォーム、設備の不具合は、大家さんがしてくれる。

物には寿命があります。
例えば、給湯器や配管設備というのは、賃貸では大家さんが修繕すべきものです。
外壁の塗装なども賃貸に住んでいる以上は、修繕が不要です。

賃貸のデメリット


一生、家賃を支払うことになる。

賃貸の最大のデメリットであると思うのが、コレ。
賃貸に住み続けている以上は、当然ですが家賃や共益費、更には更新料を支払い続けなければなりません。そういったことから、将来に対しての精神的な不安がありますね。

思い通りに部屋のリフォームが出来ない。

賃貸物件は、大家さんの所有物であります。なので、入居者の望むリフォームは、ほぼ出来ません。メリットでお伝えした、必要なリフォームは大家さんが見てくれます。
ここでいうリフォームとは、人気のDIYなど、お部屋を自分でこういう風にリメイクしたい!ということです。

居住者の質

賃貸物件は、幅の広い方々が住む場所です。
居住者の質という観点でいうと、ご自身の家賃の支払う家賃帯にもよります。質を問いたくもなる事もあるでしょう。

建物のクオリティが低い場合が多い。

分譲マンションと賃貸マンションでは、同じ新築でも建物のクオリティや設備のレベルに差があります。分譲クラスの賃貸マンションもあるので、一概には言えませんが、賃貸マンションの方が、建物や設備のクオリティが低い場合が多いです。
クオリティを求めながら賃貸暮らしをしたいということなら、分譲マンションで賃貸に出している物件を求めるという考えもあります。

資産活用が出来ない。

家賃を何十年と払い続けても、自分の物になることはありません。
持ち家や分譲マンションなど、自分自身の資産なら、賃貸に出すなど、投資という形もとれます。

住んでいる賃貸物件の老朽化や所有者の変更に対抗できない

賃貸で住んでいる建物が老朽化で取り壊しになることもあります。
建て替えるために退去勧告になることもあります。

持ち家のメリット


マイホームという資産が出来る。

家と土地の資産が出来る。これが、持ち家の最大のメリットですね。
賃貸では得られない満足感があるでしょう。

設計やリフォームなど自由にできる。

DIYに挑戦してみたり、誰の許可もなく自由にリフォームが出来ます。

持ち家ということだけで、ある程度の社会的信用が作れる。

住宅ローンは、簡単には通らないものです。
ですから、住宅ローンが通る人間ということは、信用があるということですね。

名義人のガン告知や死亡リスク時の生命保険的役割

住宅ローンには、団体信用生命保険というものがあります。
万が一、名義人がガン告知や死亡するという事などがあった場合、ローン残債が0円になります。

一戸建ての場合は、生活音やペット飼育など気にしないで済む。

生活音を気にしないで済むというのは、大きいメリットかと思います。
ただ、これも限度がありますので、常識範囲内です。
さらに賃貸では不可が圧倒的なペット飼育。
ペット好きの方には、これこそ最大のメリットですね。

マイホームは資産です。担保としても使えます。

マイホームは、資産になるので融資を受けたい時などに、担保として使える。

同クラスの物件で、月々の支払額が違う。

賃貸の家賃と持ち家の住宅ローン額を比較すると、月々の支払いは持ち家の住宅ローンの方が、圧倒的に低いです。
賃貸の家賃設定は、家主さんの利益がのせられています。
逆に持ち家の場合は、利益なんて無いですし、ローンも住宅ローンになるので、投資で使うローンに比べてほとんど金利の支払いはないですよね。
当然、月々の支払いに差は出てきます。


持ち家のデメリット


住み替えが簡単に出来ない

持ち家の最大のデメリットであると思うのが、コレ。住み替えが簡単に出来ない事ですね。賃貸の最大のメリットでお話しましたが、持ち家はその真逆ですね。
将来ってどうなっているか、誰も予想はできないし、思った通りに行くとは限らない。
もう一度、誰も予想が出来ない未来についてのリスクをあげていきます。

・仕事の都合で転勤
・隣人トラブルで今の家に住めなくなる
・家族構成の変化(結婚や離婚、出産に親と同居など)
・経済的な理由でのローンの破綻で住み替えを余儀なくされる。

じゃあ、売れば良いんじゃ?それか、他の人に貸せば良いって…
しかし、そんなに簡単に行きません。
自分が買った時の値段やその時のローン残金より普通に考えたら売値は下がるでしょう。
その差額の持ち合わせがなければ、売ることすら出来ないのです。

持ち家購入では、多額の初期費用が必要になる

購入に関しては、初期費用が大きくなります。ある程度の準備が必要でしょう。

町内会・マンションの管理組合の参加

地域や管理組合への参加は、苦手な方が多いのではないでしょうか。賃貸なら避けられますが、持ち家の場合はそうはいきません。
しかし、町内会への参加は義務ではありません。
ただ、近所の方々が地域清掃などをしているのをみかけると、自分だけ参加しないのは気が引けませんか。
さらに分譲マンションになると、管理組合の集まりなども頻繁にあり、忙しい方にはつらい行事となるのではないでしょうか。

持ち家だと税金を支払うことになる。

固定資産税や都市計画税といわれる、税金を毎年納める事となります。
参考程度に、ざっくり3000万程の持ち家だと年20万前後ぐらいになると思います。

資産価値は、上昇も減少も変動するリスクがある。

不動産とは、ある意味投資の要素も入ります。
その不動産の価値は、あらゆることで変動するリスクがあるということです。
・欠陥住宅であった
・周辺環境の変化があった
・物件内での事件・事故があった
などがあります。

ローン金利の上昇によるリスク。

フラット系のローン以外は、金利が変動するリスクはありますね。
月々の固定費が変動するということです。


賃貸と持ち家、どっちが正解?【まとめ】


自分の未来を想像してみて、これから先も同じ場所に住み続ける可能性が高いのなら、費用面で見ても持ち家の方がメリットは高いと思います。
ただ、これからの未来なんて分からない。
常に変化に対応できるようにしておきたい!と考えるなら、賃貸で好みの部屋に住み続ける方がメリットは高いと思います。
結局、皆さんのライフプランによるということですね。
とはいっても、自分に合ったものは、どっちなんだろう?と考えてもなかなか答えは出てきませんよね。
ただ、初めて実家を出る方は、まずは賃貸になる可能性が高いと思います。
持ち家の購入に関しては焦らず、じっくり考えていきましょう。


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この記事は、大阪府の賃貸事情を基に書いております。あしからず。
最後にこの記事を書いております、私の超簡単すぎる自己紹介を^^
・大阪府育ちの40代の男です。現在も大阪府在住です。
・不動産歴は大阪府内で大手賃貸不動産会社を約10年。
現在は独立して大阪府で賃貸不動産の店舗を展開しております。
では、皆様。お部屋探しの際は、ホームメイトをよろしくお願いします^^
これからもホームメイトのサイトにこんな感じのラフな記事を書かせて頂こうと思いますので、よろしくお願いします。

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