オール電化の賃貸住宅のメリット・デメリット
作成日2020/1/21
近年、オール電化の賃貸住宅はかなり普及しています。
しかし、住んだことがない方からすると、物件選びの際にオール電化ってどうなんだろう?って思う方もいますよね。
私は、IHコンロを初めて使ったときは、感動を覚えました(笑)
今回は、オール電化のメリット・デメリットについてお話ししたいと思います。
本記事では、大阪で長年不動産営業を続けている現役のプロがわかりやすく解説します!
本記事の内容
オール電化の賃貸住宅でのメリット
・IHコンロのお手入れが簡単
・光熱費の節約になる
・火を使わない生活で火災リスクが低い
・災害時の復旧はガスより電気が早い
オール電化の賃貸住宅でのデメリット
・昼間は電気代が高くなる
・IHコンロ対応の鍋やフライパンが必要
・建築コストが高くなる傾向にある、家賃も高くなる?
・停電時に全機能停止
オール電化のお部屋選びの注意ポイント
・給湯器がエコキュートかどうか?
・温水器のタンク容量に注意
オール電化の賃貸住宅のメリット
IHコンロのお手入れが簡単
オール電化のキッチンには、IHコンロが使用されていることが多いですね。中には、築年数の古い物件や格安の学生マンションで電熱コンロを使用されていることもあります。
ただ最近では、電熱コンロは不人気の為、IHコンロに変えられていることが多いです。
【賃貸のお得な豆知識】
もし、検討中の物件が電熱コンロの場合、IHコンロに変えてもらうよう交渉してみてください。大家さんからしても、今のニーズに合った価値のあるリフォームですので、通る可能性は著者の経験上、十分にあります。
■IHコンロの特徴
・表面がフラットなので、お手入れが簡単
ガスコンロのように凹凸がないので、お手入れが非常に楽ですね。
吹きこぼれなども、ササっと拭いてしまえますね。
・温度調整が可能
揚げ物など温度調整が必要な場合には、デジタルなので簡単に行えます。
光熱費の節約になる
オール電化なのでガス会社との契約が不要です。ですので、ガスの基本料金がかかりません。電気1本です。
火を使わない生活、火災リスクが低くなる。
オール電化ということは、室内でガスと火を使うことがないです。ガス漏れの心配もなくなりますし、火災リスクも大幅に下がるでしょう。
※タバコの火の不始末には注意ください。
災害時の復旧は、ガスより電気が早い
災害時のライフラインの復旧は、まず電気→水道→ガスになることが多いようです。
オール電化の賃貸住宅のデメリット
昼間は電気代が高くなる
基本、オール電化の電気料金の契約プランは、昼間が高く深夜が割安というプランになります。普段の生活の中で電気使用量の一番多いものが、お湯を作る給湯器と言われています。ですので、電気プランのメリットを生かして、オール電化物件でのお湯は、深夜の電気料金の安いうちに作って電気温水器に溜めておくシステムとなります。
ただ、もし昼間に電気を使いすぎる生活習慣だと、電気代が高くなる可能性もあるということです。昼間は出来るだけ電気を使いすぎないようにしましょう。
IHコンロ対応の鍋やフライパンが必要
最近の鍋やフライパンはガス・IH共に対応している物が多いので、それほど問題にはならないでしょう。ただ、購入するときは注意しておいてくださいね。建築コストが高くなる傾向にある、家賃も高くなる?
これは、大家さんの問題ですが、オール電化の住宅は、住宅設備のコストアップになる傾向にあり、総建築コストがガス電気併用した住宅より高くなる可能性があります。建築コストが高くなるということは、それはそのまま賃貸マンションの家賃設定に跳ね返ってくるということです。
停電時に全機能停止
停電時にはお風呂も入れなければ、料理も出来ません。
オール電化住宅では、カセットコンロなどを備えておくのが良いでしょう。
オール電化のお部屋選びの注意ポイント
給湯器がエコキュートかどうか?
普段の生活の中で電気使用量の一番多いものが、お湯を作る給湯器というお話をしました。最近の給湯器はエコキュートと呼ばれる、最新のシステムが使われています。
従来の給湯器と比べると電気使用量が3倍ほど違うということです。
新築物件や築の浅い物件なら、エコキュートを使用しているのかどうか?と尋ねてみましょう。
電気温水器のタンク容量に注意
オール電化のお湯は深夜に溜めて、日中使用する。このサイクルの繰り返しです。
溜めた分量より、多く使用してしまうとお湯が出なくなる、といったことになります。
賃貸マンションでは、お部屋の広さから想定された人数分に応じたタンクの大きさが入っているはずです。
ただ、単身マンション用のお部屋でもたまに2人入居を許可されている物件もあります。
そういった場合の温水器のお湯切れには注意してくださいね。
オール電化の賃貸住宅
【まとめ】
オール電化の賃貸住宅のメリットは、
〇IHコンロは、表面がフラットなのでお手入れが簡単ですね
〇ガスの基本料金要らずで、光熱費の節約が出来そうですね。
〇火を使わない生活になり、火災リスクが低くなりますね。
オール電化の賃貸住宅のデメリット
〇昼間は電気代が高くなります、使い過ぎに注意です。
〇IHコンロ対応の鍋やフライパンが必要ですが、最近のものは、問題ないでしょう。
〇建築コストが高くなる傾向にあり、跳ね返りで家賃の設定も高くなる傾向がある。
オール電化の賃貸選びの注意ポイント
〇築の浅い賃貸物件ならエコキュートかどうか確認してください。
〇お湯切れもありますので、電気温水器のタンクの容量に注意
オール電化は、光熱費を下げられる可能性が高いので、オール電化の賃貸物件はおすすめです。
ABOUT US
この記事は、大阪府の賃貸事情を基に書いております。あしからず。
最後にこの記事を書いております、私の超簡単すぎる自己紹介を^^
・大阪府育ちの40代の男です。現在も大阪府在住です。
・不動産歴は大阪府内で大手賃貸不動産会社を約10年。現在は独立して大阪府で賃貸不動産の店舗を展開しております。
では、皆様。お部屋探しの際は、ホームメイトをよろしくお願いします^^
これからもホームメイトのサイトにこんな感じのラフな記事を書かせて頂こうと思いますので、よろしくお願いします。
お部屋探しのノウハウ
-
2020/05/11 賃貸の又貸しや入居者の変更を無断でしてはいけない理由
-
2020/05/10 都市ガスとプロパンガスの違い|賃貸物件を選ぶ際には注意が必要です
-
2020/04/11 来店不要! 一度もお店・現地に行くことなく、契約まで出来るオンラインサポート
-
2020/03/10 シャーメゾンはどんな賃貸物件を求める人におすすめ?
-
2020/03/10 D-roomとは?大和ハウスのハイスペック賃貸物件の特徴をご紹介
-
2020/03/07 未成年でも賃貸契約は可能?詳しく解説します
-
2020/03/05 賃貸における定期借家契約とは?どんな特徴があるのか解説します
-
2020/03/05 賃貸への引越しで引越業者を利用するメリット・デメリットとは
-
2020/02/28 賃貸でインターネット環境を整えるには?徹底解説!
-
2020/02/21 賃貸で猫と暮らすために知っておくべきポイントと主なトラブル防止法