大阪の中心、大阪市内の賃貸事情【治安や利便性の解説】

作成日2020/3/10

大阪市は大阪府のほぼ中央にあり、政令指定都市でもあり大阪府の府庁所在地です。
大阪府だけではなく近畿地方の中心的存在で人口も多く、市内は24の区にわかれています。
大阪と聞くと「治安が悪そう」と連想してしまう方がいるかもしれません。
今回は、大阪市内の犯罪発生率についてや、家賃相場、区別の行政の取り組み、ファミリー層や一人暮らし層に人気のエリアなどについてお話をしようと思います。


大阪市の賃貸物件一覧


本記事の内容
大阪市内でも違う犯罪発生率

大阪市・各区の取り組みを紹介
・防災や防犯意識が強いエリア
・子育て事業に力を入れるエリア
・英語教育に力を入れる東住吉区
大阪市内の家賃相場について
・大阪市内でも家賃相場が違う
大阪市内のファミリー層が多く住む区は?
・とくにファミリー層が多いのは鶴見区・平野区・東住吉区
大阪市内の一人暮らし人気エリア
・浪速区や中央・北区・西区が人気


大阪市内でも違う犯罪発生率


大阪市にあるそれぞれの区で、100人当たりの犯罪率を割り出し、順位付けされているものがあります。
データは、大阪市ホームページの「平成30年 大阪市区別街頭における犯罪発生件数」を元にします。
その中で大阪市内でもっとも治安がよいのが「城東区」「住吉区」「西淀川区」「旭区」「鶴見区」などです。
逆に順位の低い区は、「北区」「中央区」など市内でもより栄えたの繁華街となっています。
治安が悪いとイメージされている区でも警察署や交番が多数あり、警察官の方が頻繁にパトロールしている地域も多く、また犯罪が起きても迅速に対応してもらえます。
ただ大阪市外から引っ越しされてくる方からすれば、不安に思うのは当然ですので、お引っ越しを検討する際に、自分なりに治安状況や住みやすさを調べてみるのがよいでしょう。

大阪市・各区の取り組みを紹介


防災や防犯意識が強いエリア

大阪は治安が悪いというマイナスイメージを払拭すべく、地域住民や行政が一体となり地域パトロールを実施している区があります。
生野区は生野区全域一斉パトロールを実施しており、防犯意識が高い地域のひとつです。
住吉区も「帝塚山西二丁目町会」「山之内校下青色防犯パトロール」など地域住民の防犯意識が高く、実際に治安もかなりよい区です。

子育て事業に力を入れるエリア

大阪市内では子育て事業に力を入れていますが、とくに此花区では中学生限定で「花まる個別復習塾の受講生」を実施、青少年指導員、青少年福祉委員を募集して下校途中の生徒の見守りや声掛け活動をしています。
中央区では「中央区子育て支援室」を設置して子育てに関する相談を受け付けていますし、保育コンシェルジュ中央区では、保育所や幼稚園への入園への相談も随時受け付けしています。
ほかにも天王寺区では「天王寺区子育てスタート応援券」を配布し、養育者を支援するサービスや子供を預かるサービスなどが無料で受けられるよう行政による支援体制が整っているのが魅力です。
大阪市の24区でさまざまなサービスが提供されていますので、大阪市内への引っ越しを検討されている方はぜひ行政サービスもチェックしてみてください。

英語教育に力を入れる東住吉区

東住吉区では小学生英語交流事業や中学生海外派遣事業などの事業を随時実施しています。
英語に慣れ親しんでもらいたいと考えている親御さんは、引っ越し先に東住吉区を選択するのもよいかもしれませんね。

大阪市内の家賃相場について


大阪市内でも家賃相場が違う

大阪市内といっても24の区があり、場所が変われば交通の利便性や治安のよさ、環境などが変わってきます。
大阪府全体を見るといえることはワンルームや2LDKなどの間取りに関わらず「中央区・北区・西区・天王寺区」など、市の中心になるエリアは家賃が高く、逆に「住吉区・平野区・東住吉区・住之江区」など市中心部から離れた場所では家賃相場が安くなっていく傾向です。

<ワンルーム・1K・1DK>
・一番安いのは住吉区…4.34万円
・一番高いのは中央区…7.23万円

<1LDK・2K・2DK>
・一番安いのは住之江区…6.49万円
・一番高いのは福島区…12.67万円

<2LDK・3K・3DK>
・一番安いのは平野区…7.25万円
・一番高いのは中央区…20.19万円

<3LDK・4K・4DK>
・一番安いのは平野区…8.07万円
・一番高いのは中央区…22万円

一番家賃の安いエリアと高いエリアの差が、倍以上とかなり激しいですね。
ただワンルームや1K、1DKなど部屋の広さが限定されているタイプであれば、それほど大きな開きにはなっていません。
独身の方やあまり荷物を持たない方は、利便性のよい中央区や北区、浪速区、福島区などに住むと家賃を抑えつつ、通勤や買い物などに便利な生活が送れますよ。

大阪市内のファミリー層が多く住む区は?


とくにファミリー層が多いのは鶴見区・平野区・東住吉区

ファミリー層が多く住んでいるのは鶴見区や平野区、東住吉区・住吉区・住之江区・旭区といった大阪市内でも郊外にあたるエリアです。
そのなかでも鶴見区はファミリー層が多く住んでいます。
実際に鶴見区に住んでいる方の意見で多いのが「保育園や小学校が多いので通学に便利・治安がよいので安心・緑が多く公園で子供と遊べる」などファミリー層からの高評価でした。
住宅地が多いので大手スーパーやコンビニ、飲食店も多く、とくに今福鶴見駅や横堤駅周辺はスーパーの激戦区で、生活に必要な食品や日用品が安く買えると評判です。
地下鉄・JR・市バスなど公共交通機関も発達しているので便利ですし、とくに地下鉄・長堀鶴見緑地線は心斎橋や梅田まで1本で移動できるのでとても便利で快適と高く評価されています。
中心地から離れたエリアなので暮らしにくいかと思いきや、ファミリーがたくさん住んでいるエリアは教育環境はもちろん、買い物などの利便性や自然が多く住みやすいのです。

大阪市内の一人暮らし人気エリア


浪速区や中央・北区・西区が人気

浪速区は、一人暮らしの方がとても多いエリアですが、その理由はやはり大阪を代表する繁華街「ミナミ」があること、大阪有数の電気街「でんでんタウン(日本橋)」があるなど買い物や生活がしやすい点にあります。
都市部なのでスーパーやコンビニ、銀行、郵便局、飲食店など生活に必要なお店が徒歩圏内にあり、なかにはスーパー銭湯もあり休日にリゾート気分でリラックスすることも。
中央区も一人暮らしの方が多いエリアですが、官庁街、ビジネス街、繁華街「ミナミ(難波・心斎橋)」があり通勤には本当に便利です。
また大阪市北区はミナミと同じく、大阪を代表する繁華街・キタやビジネス街「中之島」、さらにJR大阪駅もあり圧巻です。
交通の便がよいのはもちろん、JR大阪駅周辺にはエンタメやショッピング、ファッション、グルメなど多くのお店が集まっているので便利。
家賃は高めですが、ワンルームや1K程度の広さならほかのエリアと倍額の差がつくようなことはありませんので、ぜひ希望の間取りや環境、家賃などをご相談ください。
大阪市内の物件に詳しい担当者が丁寧にご案内いたします。

大阪の中心、大阪市内の賃貸事情【まとめ】


大阪市は中心部に行くほど治安が悪くなりますが、警察署や交番が近いエリア、定期パトロールで巡回しているエリアは比較的安心して住めます。
中心地から離れるとファミリー層が多く住んでいますが、繁華街から距離があっても交通網が発達しているので買い物や通勤、通学など交通便利で住みやすいのが特徴です。
大阪で多い犯罪はひったくりや住居侵入となっていますので、街を歩くときは歩道側にバッグを持つ、ひったくり防止カバーを使う、戸締りを厳重におこなうなど気をつけましょう。
とくに一人暮らしの女性で心配な方は、セキュリティの高いマンションや治安のよいエリアから物件を探すのをおすすめします。

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